保護犬はなつかない?成犬の元野犬を家族に迎えた最初の1週間の様子

保護犬

「保護犬を引き取ろう!」と決めても、「なつかなかったらどうしよう」と不安を感じてしまい、あと1歩が踏み出せずにいませんか?

なつかない印象が強いのに、ましてや成犬の元野犬となれば、不安になるのは仕方のないことです。

「小さな命を助けたい」と考えている心優しい方だからこそ、「引き取ったからには幸せにしてあげたい」と感じ、不安が大きくなっているのかもしれません。

この記事では筆者のたかおが、保健所出身の元野犬、成犬の保護犬を迎える前に準備したことと、迎えた最初の1週間の様子をご紹介します。

あなたの「小さな命を助けたい」と思う優しい心が犬を癒し、強い絆で結ばれた時には、最高のパートナーになるはずです。

保護犬はなつかない?成犬の元野犬を迎えた最初の1週間

元野犬を迎える前に準備すること

野犬は狭い場所や、すみっこを好む傾向があります。これは寝ている時に、背後から敵に襲われないようにしてきた犬の祖先である、オオカミの習性の名残のようです。

そのため、犬にとって安心する場所を作り、ストレスを軽減してあげることが大切になります。

まずは、犬が落ち着くスペースを準備しましょう。

大きさがどのくらい必要か分からない方、プラスチックや金属のケージが苦手な方は、わが家の作ったドッグスペースも参考にしてくださいね。

ボランティア譲渡を選んだ理由

はじめに、わが家の愛犬「レイン」を紹介させてください。

雨が降る日に保護されたことが名前の由来です。

保健所収容後に様子がおかしくなり、ボランティア譲渡。生死の境をさまよった脳炎、先天性門脈体循環シャントの手術を乗り越え、わが家にやってきました。

たかお
たかお

レインが保護されてから、手術までの経緯を綴った記事もご覧いただけるとうれしいです!

この時レインを引き出してケアしてくださったボランティアさんは、亡くなった愛犬の育ての親「あさ太ママ」です。

今回もボランティア譲渡を選んだ理由は、以下の通りです。

  • 困った時にすぐ相談できる
  • 人のやさしさを経験していて比較的慣れが早い
  • 好きなこと、嫌がることが事前に分かる

文字で見てもイメージがわかないと思うので、わが家に愛犬を迎えた最初の1週間の様子と、その時々に良かった〜と感じたポイントを合わせて紹介していきますね。

では早速見ていきましょう!

最初の壁「食べない」「動かない」「さわれない」

室内飼育・係留は、保護犬を迎え入れる際に必ず守らなければならないルールです。

元野犬の保護犬と暮らす

保護犬を迎えてぶつかる最初の壁、「食べない」「動かない」「さわれない」……。ボランティアさんのお家で過ごしたレインも例外ではありません。

もし自分が知らない場所に連れて行かれ、目の前に立派な体格の人が立っていたら…と想像すれば、固まって動かない犬の気持ちにも寄り添えますね。

ドッグスペースに入っても不安そうだったので、LINEで写真を送り、ボランティアさんにアドバイスを求めると、「中にクレートを置いたらいいかも?」とすぐに返信がありました。

困った時にすぐに相談できることが、ボランティア譲渡をオススメするひとつ目のポイントです。

焦らずに待てば動き出す

クレートの中で向きを変える音が聞こえる以外、“犬がいる”存在を感じられないほど静かなまま、2日目の朝を迎えました。

「レインの様子はどう?もし食べないようなら、鶏肉を茹でたスープをかけてあげてね」と、こちらが連絡する前にメッセージをくださる気遣いが心強いです。

元野犬でも家庭犬になれる

ここで大切なのは、焦らないこと。不安そうなレインのペースに合わせ、「見ない」「声をかけない」「さわらない」を徹底し、自分から動き出すのを待ちます。

夕方になり空腹の限界に達したのか、ようやくフードを食べてくれました。

食べられるようになると、次に気になるのは排泄。

「嫌なことをされると、お口が出るかも?」と聞いていたので、リードの付け替えは、こちらも緊張します。

事前情報のおかげで慎重に行動でき、嫌がって暴れてもなんとかリードを装着!!無事に裏庭で排泄を済ませました。

人に興味を示す元野犬

ボランティアさんのお家では、ダイニングテーブルによく来ていたとのことで、わたし達が夕食を食べはじめると、少しだけ顔を出し、こちらの様子をうかがってきます。

2日目とは思えないほど、大きな進歩です!

家族が楽しむ姿を見せると安心する

控えめで賢く静か

顔しか出せなかった2日目。3日目以降は、徐々に前に出られるようになりましたが、振り向けばすぐにクレートに逃げ込みます。

「気になる!見たい!」気持ちをグッとおさえて、自分から近くに来るのを待ちます。

犬は、人の行動や表情、声のトーンなどを観察する生きものです。

家族が楽しそうに話す姿、おいしそうに食事する姿を見せてあげましょう。

ボランティア譲渡の場合、人と暮らし、やさしさを経験しているため、「ここはおいしいものをくれる。ゆっくり眠れる」と分かれば、比較的早く慣れると思います。

レインは、1週間でクレートから出てマットの上で休むようになりましたよ。

困りごとより幸せな時間の方が多い

  • 2週間以上の夜泣きを一緒に泣きながら乗り越えた
  • お散歩はまず、抱っこして歩くからスタート
  • おもちゃに震えて拒否
  • なんでもかんでも噛んで破壊
  • ケージの壁を高くしても抜け出した

これは、「倉敷市保健所からワンコを迎えた里親さんインタビュー」で里親さんに聞いた困りごとの一部です。

保護犬でもそうでなくても、犬はかわいいだけではありません。悪さもしますし、トイレの失敗もあります。

それでも里親さんは、「この世で1番かわいい犬」「この子がいてくれるだけで幸せ」などと、困りごとより幸せな時間の方が多いと言われていました。

まとめ

今回は、わが家にレインを引き取った日から1週間の様子をご紹介しました。

最初の1週間で出来たことは、「食べた」「動いた」「さわれた」だけですが、これを見て「やっぱり保護犬は大変そう」と感じた方もいれば、「ひかえめな姿がかわいい」と感じた方もいるかもしれません。

おやつで仲良くなろう

自力で食べ物を探し外敵から身を守り生きてきた野犬は、とても賢く家族と認識すれば素晴らしいパートナーになります。

ゆっくりゆっくり心を開き、少しずつ深まる絆に喜びを感じられる保護犬に目を向けてみてはいかがでしょうか。

レイン
レイン

倉敷市保健所には、ずっとのお家を待っている子がまだまだいるよ。

倉敷市保健所ボランティアteamKARのInstagramをチェックしてね!

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