保護犬がご飯を食べない…手作り食とドッグフードを併用した理由3選

保護犬

保護犬を迎えたけど、ご飯を食べてくれません…。

警戒心の強い保護犬の場合、迎えて数日はドッグフードを食べないのはよくあることです。

とはいえ、いつまでたっても食べないと飼い主さんも心配になりますよね。

筆者の愛犬もどんどん食べなくなり、ドッグフードを変えてみたり、トッピングをしたり試行錯誤しました。

しかし、効果があったのは最初だけ……。

いつになったら食べてくれるのだろう」と悩んだ時に1冊の本に出会い、手作りご飯を取り入れました。

その結果、見たこともない表情、おかわりの催促、ドッグフードも完食できるようになりました。

「毎日の手作りご飯は大変そう」
「ドッグフードを食べなくなるんじゃないの?」
「甘やかすだけじゃないの?」

と思われた方のために、手作りご飯とドッグフードの併用している理由を交えながら詳しく解説します。

※手作りご飯は、わたしの自己責任で続けています。
※手作りご飯を勧めているのではなく、ブログ内容は個人の体験談です。
※ペットに持病がある場合は、はじめる前にかかりつけ医にご相談ください。

迎えた保護犬がご飯を食べない!!

犬にとって、ご飯の時間は楽しみのひとつです。

ガサガサと袋を開ける音に反応して駆けよってきたり、お皿を準備するとおすわりして待つ姿。

「うれしそうな表情」に癒されている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

わたしは犬に対して上記のようなイメージがあり、なんでも喜んで食べるものだと思っていました。

完食できるのはお昼頃

しかし、迎えた保護犬は、喜んで食べるどころか、朝ご飯を入れたお皿が空になるのはお昼過ぎ

はじめは、「保護犬は警戒心が強いから仕方ない」と様子を見ていました。

対策①ドッグフードのローテーションは効果なし

まずはじめに試したのは、ドッグフードのローテーション。

結果は、はじめの数日は食いつきがよくても、1袋が終わるころにはまた食べない……。

となり、うちの子に効果は感じられませんでした。

たかお
たかお

効果のある子もいるはず!
まずは試してみて!!

かかりつけの獣医さんに聞いた、ドッグフードのローテーションで注意するポイントは以下の2つ。

・フレッシュなうちに食べ切れる小袋タイプがオススメ。
・ローテーションするドッグフードは3種類まで。

ドッグフードを3種類までにする理由は、“食べない”ドッグフードが増えると、“食べられる”ドッグフードがなくなってしまうからとのことでした。

対策②手作りご飯は効果あり!おかわりを催促!

はじめての手作りご飯

ドッグフードのローテーションでもダメだったので、意を決して手作りご飯をスタート。

こちらは、初日から効果を感じられました!

“食べなくて心配していた子”がおかわりを催促、器の隅々まで舐める姿……。

ご飯を目の前にして、よだれがボタボタ落ちるのを見た時には、涙が出るほどうれしかったです!!

手作りご飯とドッグフードの併用している理由3選

うちの子は、おかわりを催促するほど、手作りご飯を気に入ってくれました。

とはいえ、毎日2食の手作りご飯は大変です。

そのため、わが家では朝はドッグフード、夜は手作りご飯にしています。

ここからは、手作りご飯とドッグフードを併用している3つの理由を紹介します。

手作りご飯を楽しみにしている姿が見たい!

ドッグフードだけ食べていた時にはなかった、「ご飯だ!ご飯だ!今日はなにかな?」とワクワク!!

わたしがキッチンに立つと、そわそわしたり、おすわりしたり、最近ではキッチンに来て前足でチョンチョンと触ってきたり!!

その姿がたまらなく可愛いのです!

迎えて1年後の様子

ドッグスペースで固まっていた愛犬が、キッチンをそっと覗く……。

手作りご飯は、ビビリな保護犬が大きな1歩を出す勇気を与えてくれました。

こちらを気にするようになったら、「もう少しだから待っててね」「今日は○○の好きな○○だよ〜」と話しかけてあげてくださいね。

たかお
たかお

手作りご飯を作る理由
愛犬の喜ぶ姿が見たいから!

保存できるドッグフードは緊急時時の備え

ここまで読んで、「手作りご飯にするとドッグフードを食べなくなりそう」と心配になる方もいるかもしれません。

わたしも同じ不安があったので、その気持ちよくわかります。

災害が発生する可能性や、病気や疲れで作る気力がない時を考えると、ドッグフードも食べられると安心ですよね。

わが家の場合、夜は手作りご飯、朝はドッグフードにしていますが、手作りご飯をはじめてからの方がドッグフードの食いつきがよくなりました。

これはワンコの性格にもよると思うので、申し訳ありませんが「ドッグフードも食べます」とは言い切れません。

手作りご飯をはじめても、災害や緊急時のストレスで食べなくなったり、支援物資が届かない場合を考えて、食べられるものの選択肢を増やし、ドッグフードを常に手元に置いておくことが大切です。

たかお
たかお

ドッグフードを併用する理由
保存がきくドッグフードはお助けアイテム

手作りご飯とドッグフードの併用で負担軽減

以前は、「毎日の手作りご飯は大変そう」と思っていました。

しかし、体調が悪い、疲れた、帰りが遅くなった日は、ドッグフードに頼っているので無理なく続いています。

手作りご飯を継続できているのは、わたしが料理好きで苦にならないからかもしれません。

でもやっぱり、楽しみに待ってくれている存在がいるのは、とても大きいです。

鼻歌交じりにご飯を作ったり、やさしい声のトーンで話しかけたり、わたし達飼い主も愛犬と一緒にご飯の時間を楽しみましょう!

たかお
たかお

飼い主のわたしも楽しい!
この気持ちが大切!

手作りご飯で気をつけている3つのポイント

以下の3つは、わたしが手作りご飯で気をつけていることです。

参考にしてみてください。

①楽しくできる範囲
「作らないといけない」ではなく、愛犬の喜ぶ顔を見たいから作る気持ちを大切にしています。

②乾物を常備
高野豆腐やひじきなどは、買い物に行けなかった時のお助け食材です。

③様子をチェック
はじめて食べる食材を使う場合は、体調の変化を見る余裕がある日にしています。

参考にした書籍「犬ごはんの悩み相談室」

手作りご飯を始める時に参考にした書籍は、須崎恭彦先生の「犬ごはんの悩み相談室」です。

・与えてはいけない食材があり手作りできるか不安
・栄養のバランス偏りや与える量
・将来病気にならないか心配

上記のような、手作りご飯に対する心配事を解消できました。

まとめ|手作りご飯を取り入れて解決!

手作りご飯をはじめて1年が経ちましたが、デメリットを感じたことはありません。

強いて言うなら、おかわりの催促が激しいことでしょうか(笑)

ご飯を残していたのがウソのように、ドッグフードも喜んで食べるようになったため、今は3種類のローテーションもしていません。

なんでも食べるようになった今では「愛犬のわがままだった」「飼い主が試されていただけ」とも考えられます。

しかし、当時は必死だったし、手作りご飯をきっかけに確実に心の距離が縮まりました。

警戒心の強い保護犬がゆっくりゆっくり心を開く姿は、わたし達飼い主も幸せな気持ちになります。

※手作りご飯は、わたしの自己責任で続けています。
※手作りご飯を勧めているのではなく、ブログ内容は個人の体験談です。
※ペットに持病がある場合などは、はじめる前にかかりつけ医にご相談ください。

タイトルとURLをコピーしました