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雑種は恥ずかしいなんて、思い込みだったかもしれない

雑種は恥ずかしいなんて、思い込みだったかもしれない 保護犬と暮らす
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お出かけ先や散歩中、「何犬ですか?」と聞かれること、ありませんか?

私はいつも、「雑種です」と答えてるけど…。そのあと、ちょっとした“間”が生まれることがあるんです。

なんとなく、それで会話が終わってしまうような空気。

雑種って、ちょっと説明しづらいな…そう感じる瞬間が、何度もありました。

大きいのにビビりだったり、ちょっと不思議な模様だったり。

雑種ならではのいろんな個性がつまってて、毎日「ほんと、かわいいなぁ」って思っているのに…。

ふとした場面で“世間とのギャップ”に、モヤっとしてしまうことがあるんです。

この記事は、そんな気持ちをちょっとだけ誰かに共感してほしいと思い、言葉にしてみました。

雑種って、ちょっとだけ“説明しづらい”って思ったことありませんか?

どんな血が混ざってるか分からない、プレミアム雑種

お出かけ先や動物病院、散歩中。「何犬ですか?」と、よく聞かれます。

そんなとき私は、ちょっと冗談っぽく答えるんです。

「どんな血が混ざってるか分からない、プレミアム雑種です。」って。

でも、そのあと相手との会話が、それ以上広がらない。

テレビやSNSでは保護犬の話題も増えてるけど、実際に“雑種の中型犬”を飼ってる人は、きっとまだまだ少数派。

でもそのぶん、特別なご縁で出会えた気がしてならないんです。

雑種とミックス犬。その違いはあっても、どちらも大切な存在です

「いくつかの犬種が混ざっている」という点では、雑種もミックス犬も同じです。

でも、生まれてきた環境や見た目、そして人から向けられるイメージには、はっきりとした違いがあります。

ミックス犬は、親犬の組み合わせがはっきりしていることがほとんどで、「〇〇×〇〇」といった名前や、かわいらしい見た目が注目されることも多いです。

一方、雑種はというと…

・保護された野良犬
・何の犬種が入っているのか分からない
・大きくてちょっと怖そう

そんな“イメージ”を持たれてしまうことも、まだまだ多いのが現実です。

でも、人の手で交配されたミックス犬も、自然のなかで繁殖した雑種も、その背景には“人”が関わっています。

生まれ方の違いはあっても、その子たち自身には何の罪もない。

だからこそ、私はこう思うんです。

どんな背景で生まれた子でも、イメージで比べるのではなく、すべての命が等しく幸せになる権利がある」と…。

雑種って、見た目じゃわからない魅力があると思うんです

15kgってそんなに大きいですか?

足が長くてスタイル抜群

倉敷市保健所から迎えた、元野犬のうちの子たち。2匹とも、体重は15kgほどの中型犬サイズです。

たぶん、コーギーやビーグルと同じくらい。

でも、体がスッと細長いせいか、実際の体重よりも“大きく見える”みたいです。

ドッグランやカフェでも、ちょっと目立つ存在になることがあって、「室内飼いなんです」と言うと、「えっ!その大きさで!?」と、びっくりされることもしばしば。

私からすると、「そんなに大きくないけどなあ」と思うんですが……

やっぱり、世間とのギャップを感じてしまうことがあるんです。

「怖そうって思われてる?」と感じてしまう自分がいる

ドッグランではボッチになりがち…

「大きいですね〜」という言葉の奥に、少しだけ“距離”を感じてしまうことがあります。

たとえば、ゴールデンレトリバーには「賢くて温厚」シーズーには「穏やかでフレンドリー」など、犬種ごとに“性格のイメージ”がある子も多いですよね。

でも、雑種は見た目から“どんな子なのか”想像しにくい。

「怖いと思われていたらどうしよう…」そんな私の思い込みが、もしかすると先に壁をつくってしまっているのかもしれません。

見た目じゃわからない、この子のほんとうの姿

存在感を消すのが上手で、いることに気づかれないことも…

野犬出身の子や、自然の中で生き抜いてきた子は、しっかりした体つきをしているため、“なんとなく強そう”に見えることがあります。

でも、その見た目に反して、実はびっくりするくらい繊細で、こわがりで、甘えんぼだったりするんです。

たとえばうちの子。

病院に行くと、私の足の間にスッと隠れて、ブルブル震えるけど、吠えたり騒いだりしません。

ひたすら、じーっと我慢して、静かに静かに待てるんです。

そんな姿に、「おとなしくていい子ですね〜」なんて言ってもらえることも。

見た目ではなく、うちの子そのものを、まっすぐに褒めてもらえること。

それが、雑種と暮らす中で、いちばん嬉しい瞬間です。

世界にひとつ。雑種だからこその“うちの子らしさ”

左上から時計回りに、コテツとお兄ちゃん、レイン、冬香、千夏

雑種の魅力のひとつは、やっぱりその子だけの、唯一無二な見た目だと私は思っています。

たとえば、うちのコテツのチャームポイントは、おでこにある白い毛と、靴下を履いているみたいな足元。

レインのチャームポイントは、ちょっと困ったような表情。

ほかにも、短期預かりをした千夏は、どこかセントバーナードっぽい雰囲気があって、姉妹の冬香は、シェパードっぽい雰囲気がありました。

同じお母さんから生まれても、色や模様がまったく違う。

それが雑種の面白さであり、魅力なんです。

「個性的な色や模様」その唯一無二の存在感が、雑種の最大の誇りだと思っています。

まとめ|雑種が恥ずかしいって、実は思い込みかもしれない

「雑種って、恥ずかしいのかな…」

そんなふうに感じてしまうのは、あなただけじゃありません。

雑種は、見た目も性格も、みんなバラバラ。

その個性にあなたが“ちゃんと向き合っている”から、不安になるのだと思うんです。

バラバラだからこそ、誰とも比べられない「うちの子らしさ」がある

その子と築いてきた時間、つながり、信頼こそが、何よりも胸を張っていい“自慢”なんだと、私は思っています。

雑種であることは、恥ずかしいことじゃない。あなただけが出会えた、特別なご縁なんです。

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  1. たかおさん、素敵なブログ記事をありがとうございます。あまり考えたことがない話題だったので、ご家族側の視点を知ることができて新鮮でした! みんなの4枚の写真がまとまってるの、ジーっと何度も見てしまいました♡ 個性と愛嬌がたっぷりでみんなかわいい(*’▽’)

    • 山本りとさん
      いつもやさしいお言葉ありがとうございます♪
      個人的に、柴犬っぽい毛色の子が好きで家族に迎えましたが、他の毛色の子もかわいいですよね♡
      次はどんな子を迎えることになるのか・・・。
      運命の出会いがあるのを待っているところです。