ごちゃ混ぜだけど、世界にひとつだけの個性がたっぷりつまった雑種犬。
誰とも比べられないうちの子が、愛おしくてたまらなくないですか?
サイズ迷子に、洋服ピチピチ事件。
「何犬ですか?」の質問に、ちょっと困ることもあるけれど……。
その全部ひっくるめて、うちの子が世界でいちばん可愛いんです。
この記事では、そんな雑種犬と暮らす中で生まれた「あるある」たちを7つお届けします。
笑って、うなずいて、最後にはちょっとジーンとしてもらえたら、うれしいです。
①モデル体型(!?)な雑種犬、誤解されがち説

倉敷市保健所から迎えた、元野犬のうちの子たち。
何種類の血が混ざっているのか分からない、まさに“ザ・雑種犬”です。
体重で言えば、コーギーやビーグルと同じくらい。
でも、スラッと長めの胴体と足のせいか、実際の数字よりも“大きく見える”みたいで……。
ドッグランやカフェで「おっきいですね〜!」って声をかけられます。
大型犬のように見られることにもすっかり慣れて、今ではこの子のモデル体型(!?)がちょっとした自慢です。
②Mにする?いやL?雑種犬のサイズ迷子問題

レインコートや洋服を買うのって、ちょっとしたギャンブル。
胴回りに合わせると丈が足りない、背丈に合わせるとブカブカ。
試着なんてムリだから、毎回サイズ表とにらめっこです。
ようやく選んだ1枚が届いて着せてみたら……。
「チビT着てる!?」ってくらいピッチピチ。
でもその姿が、もう悔しいほど可愛くて、失敗だったことも忘れて、つい写真を撮ってしまうんです。
③雑種犬は、おじいちゃんおばあちゃんの心に刺さるらしい

ひと昔前は野良犬もいたし、雑種を飼うのもふつうでした。
だからなのか、ご年配の方にはうちの子たち、やたらと人気なんです。
散歩中に声をかけられて、「雑種かぁ!ええのぉ〜。犬って感じじゃ!」って、笑顔で言ってくださる。
そのひと言が、胸にじわっと染みるんです。
犬種なんて関係なく、うちの子そのものを「いい」って思ってもらえた。
それがうれしくて、うれしすぎて、その日はついニヤニヤしながら散歩してしまいます。
④どの料金に当てはまるの?雑種犬の“トリミングあるある”

トリミングやシャンプーの料金表をチェックすると、よく見かけるのが「チワワ」「トイプードル」「柴犬」みたいな、犬種ごとの料金区分。
うちの子は15kgくらいの雑種で、サイズでいえば中型だけど……
どの犬種にも当てはまらないから、「どれだろう……?」って、ちょっと戸惑ってしまいます。
ちょっと勇気を出して問い合わせてみても、「サイズ感を見てから判断になりますね」と返ってくるたびに、「ご迷惑じゃないかな…」なんて、つい気を使ってしまって。
そういう小さな戸惑いも、雑種犬と暮らす日常のひとつなのかもしれません。
⑤「雑種です」の一言じゃ、伝えきれないこと

「何犬ですか?」
散歩中によく聞かれるこの質問。
最近では、「どんな血が混ざってるかわからない、プレミアム雑種です」なんて笑って返すのが、恒例になってきました。
でも、本当は毎回ちょっとだけ、言葉に迷います。
だって、「雑種です」と答えるのは簡単だけど、この子のすべてを、そのひと言だけで伝えるのはむずかしいから…。
この子が生まれて、私たちに出会って、信じてくれるまで。
どれだけの時間と、どれだけの奇跡があったかを思うと、「雑種」という言葉じゃ、足りない気がするんです。
⑥外では固まるのに、家では自由奔放。雑種犬のオンとオフ

家の中では、おもちゃを振り回したり、クッションを掘ったり、自由奔放でかわいいうちの子。
でも、一歩外に出ると、急にシュン……と尻尾が下がってしまいます。
ドッグランに連れて行っても、他のワンちゃんたちみたいにはしゃぐことはなくて、「早く帰ろう」って顔で、じっとこっちを見つめてきます。
「うれしい!」「たのしい!」って顔を見せてくれるのは、きっと、家の中で、私たちと一緒にいるときだけ。
その顔を知っているのが私たちだけって思うと、泣けるくらい、うれしくなるんです。
⑦ヒミツの多さも魅力のうち。世界で一番うちの子が好き

毛色も、柄も、チャームポイントも、全部がオリジナル。
たとえば、茶色いボディに、前足だけ白い靴下。困った表情に見える、さがり眉みたいな模様まであるんです。
そして何より……。お山で鍛えた引き締まったボディ。
筋肉質なのに、ふわふわ。触れるたびに、そのギャップにキュンとします。
どんな犬種の血が混じっているのかも、お外でどんなふうに生きてきたのかも、私には分からない。
でも、たくさんのヒミツを抱えたこの子は、誰とも比べられない、世界にひとつだけの存在。
私たちだけが出会えた、たったひとつのご縁なんです。
まとめ|雑種犬との毎日は、ちょっと不便で、すごく幸せ
雑種犬と暮らしていると、「説明がむずかしい」ことも、「枠に当てはまらない」ことも、よくあります。
でもそれって、この子にしかない個性と、一緒に生きている証なんじゃないかと思うんです。
たとえ犬種は分からなくても、ユニークな体型でも、「うちの子らしさ」は、どこまでもまぶしくて、愛おしい。
だから私は、「雑種犬」という言葉に、誇りを持って暮らしています。
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